【国家試験合格率の真実】合格見込みのない人は受験できないって本当?

こんにちは、あだらじです。
診療放射線技師になるために進学先を選びたい…
だけどこんな話しを聞いたことはありませんか?

国家試験合格率を上げるために、合格見込みがない人は学校側が受験させてくれない。

結論:調整している学校はあります。
しかしその調整は、単なる「国家試験合格率を上げるため」だけではありません。
学生が診療放射線技師になるために、学校側が下した苦渋の決断でもあるのです。

一般的な調整方法

実際はどのように国家試験受験の調整をしているのでしょうか?

それは、定期試験です。
定期試験の目的は、学校側が「国家試験に合格できる最低限の学力」を確認する試験になります。

この目的を変えることで、実質国家試験受験の調整ができます。

(Before)
国家試験に合格できる最低限の学力
(After)
国家試験に合格の確証を持った学力

つまり・・・

  • 定期試験の難易度を上げる
  • 赤点を取る人が増え、進級できない
  • 結果、国家試験受験の調整が完了する

このような仕組みになります。

仕組みは分かったけど、そもそも何で受験をさせない必要があるの?

それには学校側・学生側の両方にメリットがあるからです!

学校側のメリット

どうせ学校側のメリットって宣伝効果があるからでしょ?

ぶっちゃけ、その通りです!
理由を考えたことありますか?

学校側もボランティアではありません。

ある程度の利益を出さなければ、先生たちが生きていけない。だけではなく、利益を出せないことによる学校の閉鎖、そして未来の放射線技師になるはずだった人の可能性まで潰してしまう。

つまり、日本の医療の衰退に繋がりかねません。

利益をだすためにも学生に選んでもらえる学校…
学校がしっかり診療放射線技師を輩出する学校…
そこで、国家試験合格率が求められるのです。
これは綺麗事抜きの真実です。

選ばれる学校のために宣伝効果のインパクトを見てみましょう。
もしあなたが選ぶとすればどちらの学校に行きたいか考えてみてください。
どちらも合格者数は同じです。

  • 学生全員が国家試験受験できます!
    合格率は85%もあります!
  • 国家試験合格率95%を誇ります!
    一部受験できない方もいます

どちらの学校に行きたいと思いましたか?
これは個人の考え方次第なので、正解はありません。

不思議なもので、不安な時は「合格率85%・95%」と2つ提示されると、高い合格率に興味がわいてしまうのです。
そのため、合格率を上げるために一部国家試験受験の調整が必要になってしまいます。

ここで勘違いしないでほしいのが、あくまで目標は国家試験に合格し、診療放射線技師になること。
国家試験受験を目標にしないでください!!

学生側のメリット

学校側のメリットは分かったけど、それって学生への押し付けじゃないの?
やっぱり受験させてくれないメリットが全く分からない…

もちろん学生側にも大きなメリットがあります

それは、学生がちゃんと国家試験に合格できるようにフォローしてくれる体制です。

国家試験受験者資格:抜粋

3年以上診療放射線技師として必要な知識及び技能の修習を終えたもの(令和○年○月○日(○曜日)までに修業し、又は卒業する見込みの者を含む。)

参照:厚生労働省|診療放射線技師国家試験の施行

これを読み解くと、国家試験を受験する=学校を卒業することになります。

国家試験は選択問題であり、確率上、マークしてしまえば誰であっても合格する可能性はあります。いわゆるワンチャンスがあるということです。

しかし万が一国家試験に落ちてしまい、1年間再度勉強するとなっても、学校で勉強する席が残っていない状態。つまり、1年間自分だけで勉強する必要があります。
(卒業後も受け入れしている学校もあります。)

同級生もいなければ、教えてくれる教師もいない。
定期試験で自分の実力を確認することもできない。

これって結構リスクですよね。
ぶっちゃけ、国家試験に落ちて自主勉強だけで合格するのはかなり厳しいです。

既卒合格率20162017201820192020
受験者数653531382612519
合格者22920041222190
合格率35.07%37.66%10.73%36.27%36.61%

やっぱり既卒者の国家試験合格率はかなり低いですね




万が一を考えると、進級・卒業できないことは、「もう一度学校で勉強することができる」という学生側にもメリットがあります。
必ず進級・卒業できる環境と比べて、入学時から緊張感を持ち、国家試験を意識した勉強ができることも、メリットのひとつです。

国家試験を受験させないのは苦渋の決断

診療放射線技師になるには、国家試験に合格する必要があります。
その国家試験とは、国が必要とする人材を確保するための試験であるため、不合格者を出すための試験ではありません。

「国家試験を受験させてくれないみたいだよ?あの学校…」
という噂に惑わされないでください。

在学中からしっかり勉強していれば国家試験に合格することはできます。
つまり、学校側からも受験してこい!と背中を押してくれます。

学校側も
学費を稼いだから終わり!
学生の将来なんてどうでも良い!
診療放射線技師になれなくても知ったことか!

そんな無責任な人たちではありません。

国家試験を受験させないことは、万が一を考え、学生のことを思い、下した、苦渋の決断なのです。


国家試験の受験に関して、あなたの不安を取り除き【診療放射線技師になる】という夢を叶えるきっかけになれば、大変嬉しいです。

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