【こんな人はやめとけ】放射線技師を避けるべき理由5選

こんにちは、あだらじです。

医療系の仕事に就きたい。
そう考え、診療放射線技師という仕事について知った人もいらっしゃると思います。

放射線技師として働くには、最低3年間は学校に通い、国家試験に合格しなければいけません。数年かけて無事国家試験に合格。その後働いてみると、「自分には合わない」「学費と時間を無駄にした」そう後悔しないためにも、先に放射線技師に合わない人を紹介します。

この記事を読むことで、あなた自身が放射線技師に合うか合わないかを知ることができます。

向いない人とは逆の、向いている人も別記事で紹介しています。
>>【あなたとの相性は?】診療放射線技師に向いてる人5選

承認欲求を満たしたい人

最近では、フォロワー数・RT数・いいねの数、バズったりすると数字が露骨に分かるようになり、そこから承認欲求を満たすことが当たり前になってきています。

残念ながら、放射線技師として働くことで、そのような承認欲求が満たされることは少ないです。

一言で言うならば、「感謝されにくく、苦労も伝わらない」

基本的に患者と接する時間は、検査をする時間です。
検査とは治療の前後を評価するものなので、治療のように良くなることはありません。そのため感謝をされることが少ないです。それでも、検査後に「ありがとうございました。」と言葉をいただけることがあります。

放射線技師が病院から求められる業務は、検査した画像を提供することです。提供した画像を見る職種はほとんどの場合が医師であり、他の職種は見ることは限られています。
また画像を見てくれる数少ない医師からも、画像を撮れて当然。という風に思われがちなので、苦労して検査した画像もなかなか理解されません。

認知症のある患者が暴れていたとしても、「ちゃんと検査してね」と言われ、しっかり検査ができても感謝されることはほとんどありません。

それでも、白衣を着る仕事で、診療放射線技師という聴きなれない言葉は、患者や友人から「先生!」っと言われることもあり、そういった面では承認欲求を満たすこともできます。

実績や形として残したい人

家を建てる、大工や設計士だけではなく、教師のように教え子が難関大学に合格した。など、目に見える成果が欲しい人は合わない仕事になります。

検査ありきの仕事になりますので、「何件検査した」という実績は残ります。その実績は、建築などと比べると、やりがいとしては正直弱いです。

しかし検査したデータは、残しやすく、他の病院に共有しやすいメリットがあります。

あなたが検査した1枚の画像が、その人の今後の人生何十年も使える1枚の画像であり、常にデータとして生き続けると考えてみてはいかがでしょうか。

今後世の中のインターネット環境がもっと整備されれば、いずれ全ての病院で完全共有化されるかもしれません。そうなれば、あなたが検査した1枚の画像が、全国の日本の病院で閲覧できる未来も考えられます。

実績や形としてではありませんが、データとして残すというやりがいを見い出すことができるかもしれません。

論文を発表するなど、検査データ以外にも実績を残すことは可能です。

独立して経営者として働きたい人

放射線技師として働き始めて一番感じた壁、それは独立が難しいということです。

同じ医療資格職種でも、看護師であれば、訪問看護会社を立ち上げる。リハビリのスタッフであれば、サロンを開業することが可能です。

一方放射線技師の仕事は、「医師の指示のもと」が大原則にあります。そして高いもので1億円以上もする高額な検査機器が無ければ始まりません。
そのため会社を立ち上げるには、膨大な費用と合わせて、医師と共同で起業することが基本になります。つまり医師より下の立場にいる放射線技師が、医師を部下において経営者でとして働けるかというと、正直難しいものがあります。

それでも100%独立が無理というわけではありません。

検査指示だけは別途医師からいただく形にして、小さなクリニックや老人ホームへ巡回して検査するような会社を立ち上げることは可能です。しかし、病院がたくさんある日本では、需要が少ないのでやはり難しいといえます。

それよりも、放射線技師として独立を目指すことは切り離して、自分でカフェを出したい。けどそれだけの収入では不安が残るので、「放射線技師として週1・2日程度働く」という、独立して放射線技師を副業とする働き方の方が現実的です。

実際私も月2・3日、放射線技師としてアルバイトしていますが、それだけでも月3~5万円程度は稼ぐことができています。

コミュニケーションを楽しみたい人

人と話したりすることを特に楽しみたい人は、放射線技師として働くうえで、物足りないと感じることになるでしょう。

どうしても検査メインの業務になるので、特定の人が長時間・毎日来ることはほとんどありません。そのような環境では、私達放射線技師の顔と名前を覚えてくれることも少なくなり、また検査以外の会話も短時間のため楽しむ程の余裕もありません。

MRI検査のような20~40分と検査時間が長い検査もありますが、実際は検査の説明をするくらいで、ほとんどがパソコンを操作する時間になります。「検査時間が長い=コミュニケーションの時間が長い」という訳でもありません。

患者相手だけではなく、職員同士でもコミュニケーションの時間は少なめです。
放射線科という部署も特徴的で、比較的独立した部署になります。そのため他の部署に顔を出すような時間も少なく、検査に付き添ってくださる看護師と少し会話する程度です。

常に人と話すのは苦手だけど、少しだけ患者と接したい人などは、むしろ向いているといえます。

仕事をプライベートに活かしたい人

看護師のように、ちょっとした怪我を治療したり、リハビリのスタッフのように、マッサージや姿勢矯正ができるようになったりと、プライベートに活かせる医療職はいくつかあります。

しかし残念ながら、放射線技師の場合は難しいです。

まず、プライベートで検査をすることがありません。
病院受診したとしても、画像検査の結果を医師が全てを見せてくれるとは限らず、混みあった病院では、画像すら見せてくれない病院もしばしばです。

それでも、放射線・放射能の実態について知識を深めることができるので、過剰に不安・否定的にならない。といった、医療の視野を広げる意味では、プライベートに活かせることもあります。

救急対象の病院であれば、救急患者の状態を常に見ていることで、家族や友人にもしものことがあったときに、迅速に行動することができるようになります。

もっと放射線技師の仕事について知りたい方へ

放射線技師に向かない人を5パターン紹介しました。

あたなは、放射線技師として働くうえで、このような環境でも働けそうでしょうか?

もし、私なら大丈夫かな?と思った方は、もう少し放射線技師について詳しく紹介している記事があります。

放射線技師は検査ばかりする仕事と思われがちですが、実は、医師を除いて唯一ガンを治療することができる仕事です。そのような実際の放射線技師の仕事について、「【検査だけじゃない】現役技師が紹介|診療放射線技師の仕事内容」で紹介していますので、合わせて読んでいただければ幸いです。

向いない人とは逆の、向いている人も別記事で紹介しています。
>>【あなたとの相性は?】診療放射線技師に向いてる人5選

 

 

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