【その解答に自信をもって】試験の解答が連続するなんて当たり前【過去10年から分析】

こんにちは、あだらじです。

国家試験を受けたとき、こんなことが起きたら不安になりませんか?

解答例

【第1問】① ② ③ ● ⑤
【第2問】① ② ③ ● ⑤
【第3問】① ② ③ ● ⑤

あなたが選んだ解答が続けば続くほど「自分の解答は間違ってない?」という不安になる方は結構いらっしゃると思います。
他にも、ずっと解答【4】が選ばれない時そろそろ解答【4】が来るんじゃないだろうか?これもひとつの不安になるきっかけだと思います。

自分の解答に自信を持ちなさい。

と言われても、不安は不安ですよね。
納得できないと不安は解消されません。

診療放射線技師国家試験 第63回~72回の10年間の解答(不適切問題を含む)をもとに、情報を収集・分析しています。

この記事を読むことで、あなたは、解答欄からくる不安を払拭することができます。

解答が連続した時の最大数

さっそくですが、過去10年間で解答が一番連続した記録は【6回】です。

過去10年間で解答が3回以上連続した回数を抽出しました。

3回4回5回6回
第72回4回
第71回6回2回
第70回7回2回1回
第69回4回1回1回
第68回7回1回
第67回11回1回1回
第66回8回1回
第65回11回2回
第64回5回2回1回1回
第63回6回4回1回
合計69回16回3回3回

最大で6回の連続解答があることがわかります

しかも10年間に3回も…一例として第63回国家試験の解答を抽出しました。

第63回 診療放射線技師国家試験

【134】① ② ③ ● ⑤
【135】① ② ③ ● ⑤
【136】① ② ③ ● ⑤
【137】① ② ③ ● ⑤
【138】① ● ③ ● ⑤
【139】① ② ③ ● ⑤

複数解答もありますが、同じ解答が6回も続いたら、自分の解答が間違っているのではないか?と不安になりますよね。

第63回で起きた確率:0.064%
 0.064%=(1/5)^5*5*(4/10)

ぶっちゃけ、こんな低い確率に当たりたくありませんが、本番でやってくるかもしれない。それが国家試験の怖さでもあります。

「解答は連続するもの」と知っていれば、あなたはその解答に自信をマークシートを記入することができますね!

連続ではないが偏った解答

先ほど紹介したのは”連続した解答”であり、別の解答が入りつつ”偏った解答”になるときがあります。

それでは実際どのくらい偏った解答があるのでしょうか?

第71回 診療放射線技師国家試験

【54】● ② ③ ④ ⑤
【55】● ● ③ ④ ⑤
【56】① ② ● ● ⑤
【57】● ② ③ ④ ⑤
【58】① ● ③ ④ ⑤
【59】① ② ③ ④ ●
【60】● ● ③ ④ ⑤
【61】● ② ③ ④ ⑤
【62】● ② ③ ● ⑤
【63】● ● ③ ④ ⑤
【64】① ② ③ ● ⑤
【65】● ② ③ ④ ●
【66】● ② ③ ④ ⑤
【67】● ② ③ ④ ⑤
【68】① ● ● ④ ⑤
【69】① ● ③ ④ ⑤
【70】① ● ③ ④ ⑤
【71】① ② ● ④ ⑤
【72】● ② ③ ④ ⑤
【73】● ② ③ ④ ⑤
【74】● ② ③ ● ⑤
【75】● ② ③ ④ ⑤

解答【1】に偏った問題は、14問/21問という、5つの選択肢があるなかで半分以上の確率で偏っていることが分かります。

【知らなきゃ損】放射線技師国家試験の選択肢は迷ったらコレ【過去10年を分析】」で説明したように、よりによって解答【1】という一番選びたくない選択肢です。

この時の受験者は正直解答するときに、「解答【1】くるなよ…」と考えていたのではないでしょうか。

「解答の偏りは起こりえるもの」と知っていれば、そんな不安や考えを持つ必要がなくなります!

解答が出てこない最大間隔

連続した解答・偏った解答を紹介してきましたが、次は逆に、解答が出てこなかった時です。

例:解答【3】が出てこない時

そろそろ解答【3】がくるだろう。
 ⇒こない
そろそろ解答【3】がくるだろう。
 ⇒こない
~~~

このように続いてしまうと、自分の解答が間違っているのではないか?そう考えてしまうものです。

実際の国家試験では、どのくらい解答がこなかったことがあるのでしょうか。
過去10年間で「解答の最大間隔」「解答の間隔が10回以上の回数」を2つ抽出してみました。

最大間隔10問以上
第72回16問14回
第71回17問17回
第70回24問13回
第69回17問17回
第68回20問16回
第67回19問14回
第66回18問13回
第65回23問15回
第64回13問11回
第63回20問17回
最大値24問17回

最大の間隔は、なんと【24問】という長さ。

国家試験は200問なので、そのうち24問となると結構な間隔です。正直こんなに解答が出てこないと不安になりますよね。

24問解答が出てこない確率:0.472%
 0.472%=(4/5)^24

最大値ではなく、10問以上間隔がある頻度も、毎年10回以上と意外と多いです。
そろそろ解答【3】がくるだろうから、【3】にするか。と考える必要はありません。

「解答がなかなかこない、なんて当たり前」と知っていれば、不要な事を考えずに試験に集中することができます!

まとめ:自分の解答に自信をもつことが重要

国家試験の過去10年の解答から、解答の偏りについて徹底分析しました。

一年に一度しかない国家試験なので、試験中の解答欄に偏りがあると不安になってしまいます。

しかし過去の国家試験を見てみると、偏りがあることは当たり前で、その不安はまったく必要ありません。調整のために解答を選ぶ必要もありません。

偏りは当たり前と知ることで、不安を払拭し、試験に集中して、自信を持ってマークシートに記入しましょう!

分からない問題の時には、調整のために解答を選ぶのではなく、統計学・心理学からみた解答を選ぶことが点数アップのチャンスです。
迷った時の解答について知りたい方は、「【知らなきゃ損】放射線技師国家試験の選択肢は迷ったらコレ【過去10年を分析】」で解説しています。

この記事が、あなたの国家試験に対する不安を和らげることができれば、うれしい限りです。

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