日本の医療、特に画像検査の闇について書いているので、Google検査等には表示されないように設定しています。
つまり、当ブログ内から辿り着いた方のみ(もしかしたら拡散していただいた方限定)で読むことが出来ます。
本当に闇に突っ込んでいるので、楽しんでもらえる+放射線技師以外の方もきっと使える内容に仕上げています!
検査の日程を分けるメリット
検査の日程を分けるには正当な理由があります。
検査の日程を分けるメリット
患者の検査疲れを配慮
検査によっては、20分以上かかる検査があります。(特にMRI検査)
それを1日に2回・3回と検査するのは、患者の疲労の観点から非現実的です。
例にMRI検査を挙げると、2・3分の検査を何種類か検査していきます。
その2・3分の間は、カメラのレンズを開いた状態と同じで、患者が動くと診察に使える画像を撮ることが出来ずに、再検査になってしまいます。
疲労が蓄積して何度も再撮影することは、結果的に検査の時間が伸びて患者も辛いですし、他の検査スケジュールにも支障がでてしまいます。
万全なコンディションのまま、患者には検査を受けてもらうためにも、検査の日程を分けることは正当な理由のひとつになります。
経過観察を見るための別日検査
例えば、脳梗塞を発症した時に、急性期は発症より1週間になります。
その中で、脳梗塞が悪化しているのかを確認するには、数日後に検査する必要があります。
つまり、治療の経過観察目的で別日検査にしており、これも正当な理由になります。
検査予約が1日にまとめることが出来ない
都道府県立病院など、大きな病院になればなるほど、検査予約が埋まっていて、1日にまとめることができません。
私が働いている地域の大きな病院では、MRI検査予約に一ヶ月半待ちが必要という時期もあるようです。
そのような場合には、検査予約が早めにとれそうな検査から実施し、できる限り早めの診断を付けるべく病院側も配慮しますが、結果的にどうしても検査予約が別日になってしまうことがあります。
病院の都合にはなってしまいますが、これも正当な理由になります。
検査の日程が別日のデメリット
患者の疲労を考慮・病院の予約都合上の観点から、どうしても検査の日程を分けたほうが良い場合がある。このことを正当な理由と理解したうえで、デメリットをひとつお伝えします。
支払う金額が必ず増えてしまいます。
専門用語が多いので、なるべくかみ砕いて説明しますが、ちょっと難しいかもです。。。
(一旦スルーして大丈夫です)
今回は例を2つ挙げてみました。
※例として、「CT:80列」の検査装置を配置。
(機械のスペックで支払う金額が異なるためです。特に気にする必要はありません)
※同日検査の場合、別部位の同モダリティ検査は1検査として扱う。
※月2回目以降の断層撮影は8割計算
※月1回目のみ断層診断の請求が可能
検査にかかわる費用だけでも、結構な差額になりますね。
ここに再診料など他の費用が発生すると…もっと大きな差になります。
冒頭にも説明した通り、正当な理由で、検査日を分けている病院がほとんどです。
お金を稼ぐために、”あえて”検査日を分けるような病院はないと信じています。
この記事を読んだから、必ず同日検査が良い!お金がもったいない!
とは考えず、自分の健康・家族の健康のために、病院が組み込んだ検査スケジュールで受診するようにしていただけると嬉しいです。
ただ、どうしても気になる場合には、お金のことを言うのではなく、病院の往復やスケジュールに余裕がないなどを理由に相談してみるとよいでしょう。
今回は、画像検査についての闇の部分を公開してみました。
変な誤解・解釈をされるのではないかと思いつつ、このような内容こそ、ぶっちゃけ話しだと思い公開することにしました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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